読みました!『犬の車いす物語』沢田俊子(講談社青い鳥文庫)

読みました!

『犬の車いす物語』沢田俊子(講談社青い鳥文庫)

元わらしべ顧問・沢田俊子先生の最新作です。

表紙のワンちゃんがかわいいので、油断して読んだら泣きます。

犬(その他の動物も)の車いすを作っている川西さんご夫妻のお話です。
それぞれの体や病気に合わせて一つ一つ手作りされている車いすと、その車いすで元気になったワンちゃんたちが紹介されています。

犬や猫って人間の都合で品種改良されて、そのせいで病気が出やすくなっている子たちがいるのですね。
なんとも悲しい話です。
この本を読むと、捨てられたり交通事故にあったり、人間のせいで不幸になっている犬がたくさんいることを知ります。
またそれらの保護活動をされている方々の様子も垣間見ることができ、動物を飼ったことのある人なら、
「自分はペットにとって素晴らしい飼い主だっただろか。できるだけのことをしてあげたといえるだろうか」
と自問せずにはいられないでしょう。

わたしも今はペットを飼っていませんが、子どものころは妹が動物好きだったこともあって犬、猫、セキセイインコ、金魚、シマリス……いろいろ飼っていました。
わたし、いい飼い主だったかなぁ。

動物好きのお子さんに、また動物を飼いたいと言っているお子さんにぜひ読んでもらいたいと思う本です。