なぜ私がカイジを読んでいるのかというと

のんびり日記

私が子どもの頃に買って、いまだに大事に保管しているマンガは、
『あさきゆめみし』(大和和紀)
『日出処の天子』(山岸凉子)
のふたつです。
敬愛する漫画家は小畑健です。
そう、マンガには美しさを求める性質なんです。

そんな私は、こう言ってはなんですが……、絵柄が個性的なことで有名な『カイジ』を自分が読むことは、「ない」と思ってました。
私の人生においてカイジを読むことはないだろうと。。。

でも今、読んでます。

きっかけは、娘Zが金曜ロードショーで劇場版『カイジ』にはまったことでした。

娘Zは、自分が負けるのが怖くて家族とのトランプすらできないチキンなのですが、その反動か、フィクションは「無鉄砲」なものに憧れるようで、昔は『パイレーツ・オブ・カリビアン』のジャック・スパロウに夢中でした。

ジョニデの次が藤原竜也って大丈夫か、娘よ!!

まあそれはさておき、私にとって娘Zには興味深い点が一つありまして……、
私、映画やアニメの「盤を買う」という行為がイマイチ理解できなかったのです。
もちろん、千と千尋とかハウルさんとかいくつか持っていますが、DVDシリーズをそろえちゃう人とか……、一度見たものを何度も見ると思えず、物体を所有するのが一番の目的かとさえ思っていました。

それが、娘Zは「同じものを何度も見る人」だったんです。
DVD、Netflixで、好きな作品を何回も見ます。
「世には同じ作品をこうも何度も見る人がいるのか……」とこれまで知らなった世界を知りました。

アニメ「賭ケグルイ」も何度も見てたなあ。
そんな子が劇場版「カイジ」を見て気に入った日にゃあ、にゃあ!

メディアの策略にはまり、さっそく最新作を見に映画館に行き、帰りに映画のノベライズ小説を買って帰ってきました。

この「見た映画のノベライズをすぐに欲しがる」というのも私にはよく分からないのだけど、 『パイレーツ・オブ・カリビアン』 も、『アリスインワンダーランド』もノベライズ本が家にあります。

んで、まあそうなると次は「原作が欲しい」と……。
「まじか?!」て思いましたけど、お年玉で買うというので、止める理由もありません。

そうして「カイジ」の最初のシリーズが我が家に来て数週間、私は手をつける気はなかったんですが、ちょっと疲れたときに、何気に1巻を開いてしまったんです。

ほしたら! ほしたらば! 面白いじゃありませんか!

いや、マンガとして面白いであろうことは、分かっていましたけど、なんていうんでしょう、賭けごとのマンガなんて自分には関係ないと思っていたのに!

めっちゃいいこと書いてるんです!
1巻、利根川さんのセリフ

質問すれば答えが返ってくるのが当たり前か……バカがっ……!
とんでもない誤解だ。世間というものはとどのつまり、肝心なことは何一つ答えたりしない。

おおっ!
まるでいまの新型コロナウィルス騒動を指しているようじゃないですか?
エセ専門家、フェイクニュース、感情論……、お気持ち察し隊、
さまざまなトラップにはまり、右往左往して、結局何を信じていいか分からない。

とにかく政治家とか企業経営者など実力者は自分にとって都合のいいことしか言わないのは当たり前なので、それを前提として、自分の頭で考え、行動しなければいけない。

というようなことを利根川さんが言ってました。

気になると思った絵柄も、脳が勝手に藤原竜也に変換するので、OKっす!!

で、そのカイジにハマった娘Zですが、もう一つ好きなものが料理で、最近は和菓子に凝っており、今日は水まんじゅうを作りました。

そういえば今日は童話サークルわらしべの日だったな。
中止でした。来月は開催できますように。