沢田俊子先生の最新刊『犬たちよ、今、助けに行くからね』を読みました。
犬の保護活動をされている金本聡子さんの活動内容や、犬たちとの絆が書かれているノンフィクションです。
犬について詳しくない私には、犬の保護活動ってこんなに大変で、尊いものなんだ、と驚きの連続でした。
保護を必要としている犬も多いし、その状況も千差万別で、そういった犬たちを助ける活動をボランティアで続けておられる方たちには本当に頭が下がる思いです。
犬や動物が好きな子はもちろん、そうでない子にもぜひ読んでもらいたいですね。
この本の収益の一部は保護団体に寄付されるそうです。
今見ると、Amazonで「残り1点」になっていました。
多くの寄付が集まるといいなあ。
コロナ禍は保護権の譲渡会が開催できないなど、犬の保護活動にも影響を及ぼしているそうです。
人も犬も困難な時代ですが、少しでも幸せになれる世の中になるといいですね。
この本を読み終わった時、ペットの幸せって何なんだろう……、と子どもの頃飼っていた犬のことを思いだしました。あの子たちは幸せだったのかなあ。
私が子どもの頃はうちの近所にはまだ野良犬がちらほらいたんです。
その野良犬と遭遇するのが怖くて、私は犬の散歩が大嫌いでした。
ひとりで散歩に行かされるのは本当に嫌で、楽しくなかった。
そういう意味ではいい飼い主ではなかったかも。ごめんね。
しかし私が高校生になるころには周囲に野良犬はいなくなってたなあ。あの子たちは一体……。