わらしべメンバー山下みゆきさんの新刊です。
もう少し前に読み終わっていたのですが、3月は大きな締め切りに追われており、ご紹介するのが遅れてしまいました。
しかし！
まだまだ本屋さんにはたくさんある！
さあ、みなさん本屋さんへ行ってこの本を買うのです！
朝日小学生新聞に連載されたお話で、とてもとても面白いです。
ちょいちょい白黒反転「黒地に白文字」になっているところがあったり、後ろのほうの挿し絵だったり、怖がりさんならビクビクするようなポイントもありますが、大体は可愛くて、怖がりさんもOKなはず！
水野さん最高！
お話は、主人公直紀の家の近くにおじさん（お母さんの弟）が引っ越してくるとこからはじまります。大学を出たばかりという、法律上は大人だけれども話すといい感じのお兄さん、ってとっても素敵ですよね。仲良くなれたら楽しそう。
そしてこういうお兄さんが、お姉さんがずんずんと不思議な世界へ足を踏み入れてくれると、主人公はさらに楽しい。大変なこともあるでしょうけど。
このお話もおじさんが最高にいいお兄さんです。おじさんのせいで（？）いろいろ不思議なことが起こります。
3カ月にわたる新聞連載だけあって、冬の終わりにはじまり、夏、秋、冬を越え、再び春がめぐって……と時間がゆったりながれる物語です。
だから「不思議な世界」が常にそばにある感じが非常によく出ていてこわ楽しいです。
不思議と共生したいお子さん（大人さん）には最高な物語だろうと思います。
ぜひ2巻、3巻も続いてほしいですね。
