今日は、最近わたしが悩んでいる……というほど大げさなものではないけれど、「どうしたもんかなぁ」と考えていることについて書きました。
twitter等で定期的に見かける話題で
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小説家さんに
・文庫になるのを待ちます。
・図書館で借りて読みました。
・古本屋で買いました。
と言ってはいけない!
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というのがあります。
単行本が売れなければ文庫化されないので、(経済的な事情もあろうから買えとは言わないが)「文庫を待つ」をわざわざアピールされても困る、というのは理解できます。
さらに「古本屋で買う」のも作家や出版社には1銭も入らないので「買いました!」といわれても「ありがとうございました」と言いにくい……というのも分かります。
でも「図書館で借りて読みました」もダメかな?
私は割と大きな市立図書館の近くで育って、毎週のように通っていたので「図書館」に対して特別深く深く愛着を感じていて、どうも世間の「図書館というものの認識のされ具合(?)」が良く分からない……。
確かに、新作の入荷は早すぎる気がするし、有名な作家さんが「特定の書籍の名を挙げて寄贈をよびかけていた図書館」を問題視されていたのは当然のことだと思うので、いろいろ改善するべきところはあるでしょう。
でも私は「読みたい本をすべて買うこと」は到底不可能なので図書館を愛用していますし、図書館で借りて好きになって買った本もたくさんあります。
図書館で借りると「タダ」かもしれないけれど、新作しか置いてもらえない本屋さんよりは長く扱ってもらえるし、貸出回数も記録されているから「露出を増やす(宣伝)」的な意味でも、次作の図書館購入数に影響を与えるかも……という意味でも、図書館の貸し出しは決して「書籍への貢献度ゼロ円」ではないと思うんですよね。
本屋さんでガッツリスペースを確保できる超有名な小説家さんでもないぎり、メリットはたっぷりあると思うのです。
で、何がいいたかというと……
「図書館で借りて読みましたと作家さんに言ってはいけないのかな?」
とためらってしまうことで、せっかく読んで面白かった本も「読んだ!」って言いにくいときがあって、
作者さん本人に「読みました! めっちゃよかったです」って言いたくて言いそびれて「それも悲しいなー」なんですよね。
気にせず「読んで良かった!」って公言していいのかなー。
そりゃ「買いました!」って言われるのが一番うれしいだろうけれど、でも「買った人しか感想を言ってはいけない」なんて考えている作家さんはいないですよね。
「読みました!」といった読者に「買ってくれたんですか?」って聞きかえすようなアグレッシブな作家さんもいないですよねぇ。
みなさんどうされているんでしょうか……。

これは素材サイトの図書館画像です。
世界の有名な図書館写真もたくさんあってときめいてしまいました。