十人十色のおはようございます

のんびり日記

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今日は一年に一度の「登校指導の日」でした。
朝30分ほど小学校の通学路で旗を持って立つ、というものですが小学生を観察するのはなかなか面白いです。

小学生を100人としましょう。
こちらが「おはようございます」と声をかけると、

100人のうち30人くらいは元気に「おはようございます」と返してくれます。
10人くらいは消え入りそうな小さな声で「……ます」と言って行きます。
5人くらいは、こちらより先に「おはようございます!!」と元気にあいさつしてくれます。

そして、30人が黙って通り過ぎていく子たちです。
下をむく、遠くを見たまま、こそこそと通り過ぎていきます。

でもまあ、別にいいんですね、気恥ずかしそうにしている高学年は「難しいお年頃ですねぇ」と思うし、まごまごしてる低学年は「かわいいねぇ」と思うし。

次に10人ほどが、全く私の存在を無視して通り過ぎていきます。
先の30人はこちらの存在に気づいてて「あえて避けていく」んですが、
この10人は「完全無視」で、しかもわざとやっている雰囲気さえしない。

「あなたにとって私は道ばたの空き缶ですか?」みたいな。
これが一番つらいなぁ、と思いました。

あと10人くらい「大企業の重役さんのような挨拶」を返してくる子、がいます。
こちらの「おはようございます」に「うむ」という感じでうなずいて行くんですが、これがまた板についてて、逆らえない(??)。
思わず「いってらっしゃいまし、お気をつけて」って言いたくなります。

残りの5人は「知ってる子」。
これも複雑で、下の子(一年生)の友だちは満面の笑みで手を振っていくんだけれど、上の子(四年生)になると、気づかぬふりで去っていったり、ちょこんと頭を下げるだけだったり。

ほんと面白い。