娘(小二)の担任の先生が、図書の時間に
「もう2年生なんだから、絵本ではなく、字の多い本を読みなさい」
とおっしゃったそうな。
子どもの言うことなので、先生の真意はよく分かりません。
「たまには~」って程度の話なのかもしれないけれど、
それ以来、小学校で絵本を借りてこなくなった娘を見ていると、
何歳でも絵本は読んでいいのに~
もっともっとみんな絵本読もうよ~
と、叫びたくなります。
世間では、絵本ってまだまだ「乳幼児の読み物」としか認知されていないのでしょうかねぇ。
急速に少子化が進んでいる日本で「子ども」だけにしか見てもらえなかったら、絵本に未来はないですよね。
もっともっと幅広い層に絵本を見てもらわなきゃ。
絵本だけに限りませんが、これまで「日本の子どもたち」をターゲットにしていた業界は
・世界の子どもたち
・日本の大人たち
のどちらかに、アピールしていかないといけないわけで……。
今でも、大人向けの絵本はありますし、介護施設などでも「絵本の読み聞かせ」をされていますが、
まだまだ数が少ないし、認知度も低い。
私自身、『大人向けの絵本のイメージ』っていうと、綺麗すぎたり、人生訓だったり、ポエムチックで意味不明だったり、なんだか「構えたモノ」って感じしちゃうんですよね。
本屋さんの「大人の絵本コーナー」が綺麗過ぎるせいかな??
子供向けの絵本でも、全ての世代に訴えかける良書はたくさんありますし(児童書もそう!!!)。
別に「100万回生きたねこ」みたいに、人生考えされられる(?)ような、重たいものだけを「良書」というのでもありませんし。
シンプルでも、軽くても、たわいなくても、大人が手元に置いてなんども読み返したくなる、そんな絵本がもっと増えればいいな、と思います。
私もいつか、大人向けの絵本を作ってみたいなあ。
絵本はすぐにつくれないけれど「大人も楽しめる絵本」を紹介するホームページは今年中に作ろう!と思っていたり、日常生活に追われて、構想だけで日が経っていたり……しています。
明後日、中学生に読もうと思っている「ともだちや」。大好き。