No.1感動 歴史をひもとく お姫様の伝記物語

新刊情報

マンガ×イラスト×読み物でわかる!
歴史をひもとく、
10人の姫君たちの伝記物語。
(日本文芸社)

10人のお姫様の物語を書きました。
4名は8Pのマンガがついています。
とうとう念願のマンガ原作デビューだ!
うれしいです。

登場するのは
・エリザベス1世
・淀殿(茶々)
・クレオパトラ
・マリー・アントワネット
・マリア・テレジア
・紫式部
・ヴィクトリア女王
・北条政子
・ラクシュミー・バーイー
・楊貴妃

マンガの原作とメインのお話を書きました。

苦労したのは資料の差ですね。たくさん本の出ている人と、あまり出ていない人と情報量が全然違う。
これは多ければいいというものでもなくて、変に小説などで有名になっている人はそのフィクション部分が史実だと広く認知されていたりして、真実を探し出すのに時間がかかり、「多いのも少ないのもどっちも大変!」でした。

でも歴史が好きなので、そういう困難も大変楽しかったです。
ちょうど去年の今頃から執筆を開始したのかな、2023年前半は図書館巡りの日々でした。
自分の住んでいる市と隣の市の図書館、神戸市立図書館、大阪市立図書館。
東京に行ったときは千代田区立図書館にも足を運びました。
巻末に参考資料が出ていますが、そこに書いてあることを裏取りするのに別の本を見たりもしたので、実際あの頃手にした本の数はもっと多いですね。
幸せだったなあ。

イラストは7名もの画家さんが描いてくださってます。
一度にこんなにたくさんの方に絵をつけていただくのも初めてです。
どのお姫さまも可愛らしくて魅力的!

とっても分厚い本なのでじっくり読んでいただけたらうれしいです。

歴史を学び平和を願う

歴史の本などを見ていますと、人類の歴史ってほんと戦争の歴史だなって思いますね。
文明の初期などは「武力で奪う」以外の方法を誰も知らないのだから仕方がないのかもしれない。
でもそれから長い時間をかけて、多くの人が血を流して、「法」やら「人権」やらが生れて、広まったはずなのに、今だに悲劇が繰り返されているなんて。

科学技術はどんどん進歩して人類は宇宙にまで行けるようになったのに、その精神は一切進歩してないんでしょうか、それとも今は進歩の途中で、いつか戦争のない世界を実現することができるんでしょうか。人類が過去から学び、少しずつでもよりよい世界を構築できる生物に成長していることを願いたいですね。

昔読んだ本で(おそらくカクミチオだと思うんですけど)、「国家間、民族間で争っている限り、文明として次の段階へ行けない」とか書いてありました。カルダシェフ・スケールの話かなあ、扱うエネルギー量が増えるから惑星レベルでの制御が必要で、局地的な争いをしている場合ではない、みたいな。
早くそういう新しい世界になればいいなあ、と思います。

歴史って現代で終わりじゃなくて、未来へ続いているんですよね。
色んな国に色んな事情があって「どちらを支持する」とかは簡単に言えないかもしれない、でも平和くらいは簡単に願いたい。
明日は少しでも明るい未来になりますように。