ダニエル・キイスの本って有名なのがたくさんあるんですが、怖そうな気もして、
結局アルジャーノンしか読んでいません。
ちょうど今『溜まっているDVD(ISO)を見よう月間』で
ダニエル・キイスの訃報ニュースを知る直前に見ていたのが、
『猿の惑星:新世紀』でした。
「賢くなれば幸せになれるってもんじゃないんだな」ってのが共通点、かな。
どちらも知能の発達に合わせた精神的なケアが欠落していて、
それが、物語をすすめる機動力になるんだけれど、
本当だったら、こんなことはないな、って思ってしまいます、よね。
どんなに自分の研究にしか興味のない科学者でも、
メンタルケアの重要性は認識しているはず。
そんなこと言うと、お話が成立しないんだけど、その程度のことで、
シーザーやチャーリィの心の傷が深くなったかと思うと、考えずにはおれない点……です。
賢かったらもう少し幸せになれない?
でも、やっぱり、思ってしまうんです。
人間、賢い方が幸せになれるんじゃないか、って。
瞬時に、自分が置かれている状況を冷静に分析、把握できて、
自分が取るべき、最上の言動を選択でき、かつそれが正しいと自信が持てれば、
少なくとも、迷ったり、考え込んだりする時間は減らせますよねぇ。
憧れるなぁ。
そんな風になれるお薬がもしあったら……。
なんか悪魔のささやきのようだ。
でもきっと違うね、今、書きながら思った。
「迷わない」に必要なのは、賢さでなく、強さ、だな。
アルジャーノン、少し恥ずかしい思い出
『アルジャーノンに花束を』を初めて読んだ頃、ちょうど初めてパソコンを買った頃なんです。
Mac Performa 5200辺り。
はじめてのパソコン、はじめてのマウス。
そうマウス!
ってことでマウスに「スーパーアルジャーノン」という名前をつけました。
何がスーパーなのか、よくわからないんですけど。
モニターがブラウン管で熱くて大きくて、じゃまだったけれど、
楽しかったなぁ。
ほとんどのことをクラリスワークスだけで乗り切ってました。
今までで一番愛着のあるマシンといっても過言ではない、って感じです。
今のDELLくんも結構気に入っていますけど2位だな。