童話塾も近づいてきましたね。
そんなこんなで今回は「できるだけ有意義に合評会に参加するコツ」を考えてみました。
どうせ合評会に参加するなら、最大限学んで帰りたい! 払ったお金の分以上の何かをつかみたい!と思いますよね。よかったら参考にしてください。
1、自分の現在位置を表明する
(これは童話サークルわらしべ元顧問の沢田俊子先生がよく言われていることですが)作品を提出する際、その作品を
・趣味で書いた
・どこかの賞に応募しようと思っている
・出版社に見てもらいたい
等、どういう気持ちで書いたか、はっきり表明したほうが良いです。
同じように、自分は
・趣味で楽しく書きたい
・自分の本が1冊くらい本屋さんに並んでくれたらなー
・プロになって活躍したい
等、どういう気持ちで書いているかもはっきり表明したほうがいいです。
仲間内ならともかく、童話塾など知らない人も来る合評会で
「プロになりたいです!」
と言うのは勇気がいりますが、でももしそう考えているなら、
絶対、絶対、宣言したほうがいいです。
なぜなら、それによって先生の言うことが変わる可能性があるからです。
趣味で書いてますと言えば、先生の言葉は優しくなり、プロになりたいと言えば、先生の言葉が厳しくなる。と思います。たぶん。おそらく。
プロになりたくて合評会に参加して「前より上達しましたね」「こことここがいいですね」とだけ言われて帰っても仕方ないですよね。
先生方っていっぱいいいところを見つけてくださるのですが、
私はデビューする前、ちょっぴり不満でした。
「合評会で褒められたって、賞取られへんやん、本になれへんやん! そのなんで賞を取られへんのか、本になれへんのか、を聞きたいねん」
って。
もちろん私、「プロになりたいです」なんて言うたことなかったです。
はっきり言わへんくせに不満を持つって、ひどい奴ですよね。
プロになりたい人は、「私はプロになりたいのですが、私に足りないものは何ですか?」ってはっきり聞いた方がいいと思います。
童話塾の場合、合評会で言いにくければ懇親会でもいいんじゃないかな?
ただし、嬉しくないことを言われても逆恨みしちゃダメですよー。
2、趣味じゃあかんのか問題
こうプロプロ言うと、「みんな上を目指さなきゃダメなのか」と思う人がいるかもしれませんが、全然そんなことないです。
なんだか周りが必死にがんばってたら「のんびりしたい」と言いにくい空気になることもありますが、我が道をつきすすみましょう。
私、着物のおけいこを続けていまして、そりゃあもう、辞めたいと思う日もあるわけですよ。
行けば楽しいのですが、行くまでがね。寒い日も雨の日も、着物着て行かなあかんし。
今は人に振袖を着せるお稽古なので、自分が着物をきて、スーツケースに振袖一式いれて、カラカラ引いて駅まで歩くわけです。
雨の日なんて傘さしてね。しんどい時もあるさーーー。
あと、私は「人に着せてあげる」のはどんどん腕を磨いて頑張りたいと思うけれど、自分で生徒さんを集めて先生になりたい、とは全く思ってないんです。
だから、長く書いている人が「今やる気のない時期なんです」と言うのもものすごく分かるし、「いい物を書きたいとは思うけれど、商業出版に縛られたくない」とか言う人がいれば、そういう自分の道は守って欲しいと思うのです。
ですから、そういうのもどんどん言えばいいと思います。
講師の先生方は、その人に合った言葉を返してくれるでしょう。
3、名刺交換はお好みで
これ前も書きましたけど、好きで得意でバンバンできる人は、バンバン名刺交換してください。
でも、苦手な人は無理してやらなくていいです。
その分、いい物書いて賞を取りましょう。
賞を取れば、多くの人が名前を憶えてくれます。
私は、とある高名な先生にご挨拶したときに「ああ、つばさ賞の方?」って言われてびっくりしました。
こんなすごい先生が、私のこと知ってくれてはってんや!!!!!
って。
挙動不審やったかもしれへん……って夜眠れなくなるくらいなら、名刺なんて持っていかなきゃいいです。(いや、相手の方から話しかけてきてくれる場合があるから、一応用意はしたほうがいいかな)
まとめ
何が言いたいかっていうと、原稿用紙の使い方みたいな基本的な項目をクリアすると、その先は「必要なアドバイスは個人によって全く違う」ので、
私はこうです!
って明確にしておいたほうがいいのではないかな?です。
もちろん、大勢いる合評会で自分の時間だけたっぷり取るのはよくないですし、周りを見ながら……ですけど、気おくれしたり遠慮したりで、「私なんて……。賞を取りたいなんて考えたこともないです」なんて言ったら、損ですよーってことです。
今週の私
今週の私も、断捨離しようと思いつつ、買ったものも多い、本末転倒ちゃんでした。
とうとうティファールの電気ケトルを購入しました!
この子はすごいですね。もう相棒です。なくてはならぬ存在です。


上の写真は、土曜日上の娘とふたりで出かけたのでイタリアンランチ。
この前菜プレートが美味しかった!
自分の原稿の進み具合に関しては、迷路をさまよっているようでしたが、夕方ちょっとひらめいて、なんとかなりそうな気がしてきたところです。